ドキュメンタリーフィルム「離島と航路」 フェリー屋久島2の運休から考える離島の暮らし

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こんにちは。ヤクシマフィルムのまきおです。
実は初めての投稿。よろしくお願いします。

さて、鹿児島と屋久島を繋ぐフェリー屋久島2が、去年秋から運休していました。島へ出入りする手段としては、飛行機や高速船と比べると地味な印象のあるフェリーですが、実は、物資の運搬や引越しの際などになくてはならない、島にとって大変重要なインフラです。

今回は、そんなフェリー屋久島2の運休をきっかけに、島の飲食店やフェリー運航会社の方にインタビューをしながら、離島での暮らしについて考えるドキュメンタリー映像を制作しました。

フェリー屋久島2が運休してから、島内では食品などの物資が不足することが多くなりました。島内の飲食店は、その影響を大きく受けているはずだと思い、安房の飲食店「散歩亭」のオーナー・緒方麗さんと、宮之浦港のフェリー待合所でカフェ「一湊珈琲焙煎所」を経営する高田さん夫婦に、フェリーについてお話を伺いました。

それぞれにお話を聞いて感じたのは、
「離島の未来を考えることは、日本の未来を考えること」
ではないか、ということでした。
島が抱える課題や喜び、感傷は、海に囲まれた日本にもそのまま当てはまることだなと。
ただ、規模が大きすぎて都会に生きる人たちには見えなくなってしまっているのではないでしょうか。

さらに、フェリー運航会社のクラウドファンディング担当の方にもお話を伺い、離島が抱える「航路」の問題は、屋久島だけのものではないことも知ることができました。
どの航路も船齢が古くなっているにもかかわらず、新船の購入費用を運航の利益からまかなうことは難しい現状があります。

10分少々の映像作品ですが、何か感じていただける内容となっていると思います。
お時間ある時にぜひご覧ください。

-やくしまじかん
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