大相撲の福崎さん、後輩にエール 県高校総体=樟南高校に「むねかし」、アドバイスも

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 鹿児島県奄美市出身の力士で今年角界入りした福崎真逢輝さんが5月31日、県高校総体相撲競技の会場となった鹿児島市のかごしま健康の森公園相撲場を訪れ、母校の樟南高校相撲部の部員を激励した。開会式の直前までぶつかり稽古で「むねかし」を行い、後輩へアドバイス。試合中はやや離れた位置から後輩たちの試合を見守った。

 福崎さんは樟南高校に在学中の昨年12月、アマチュア相撲の日本一を決める天皇杯全日本相撲選手権大会で8強に進出。大相撲の幕下最下位格付け出しの資格を得て、角界入りした。夏場所では6勝1敗と好成績を収め、相撲ファンの注目を集めた。

 会場で後輩たちの取り組みや稽古の様子を見た福崎さんは「頑張っている姿を見て、こちらも刺激をもらった」と笑顔。

 部員たちには「稽古してきた自分を信じて、緊張せずにしっかりと自分の相撲を取って」とアドバイスし、「どんな環境でもやるかやらないかは自分次第。頑張ってほしい」とエールを送った。

 角界で活躍中の先輩の訪問を、部員らも心強く感じた様子。無差別級に出場して優勝を果たした3年の俵幸平さんは「(福崎さんの)存在自体が力になる。(優勝できたのは)応援に来てくれたことも大きい」と話し、福崎さんとの再会を喜んでいた。

試合前に後輩たちとぶつかり稽古をする福崎真逢輝さん=5月31日、かごしま健康の森公園相撲場

 

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