待ってました「みじらん祭」 徳之島町=10年ぶり、GWの一日楽しむ

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 子どもから大人まで幅広い年代の人々が集う「徳之島みじらん祭」(同実行委員会主催)が4月29日、鹿児島県徳之島町の亀津児童公園で開催された。好天の下、公園には多くの人々が訪れ、にぎやかな音楽や出店から漂う甘い香りの中で大型連休の一日を楽しんだ。

 「みじらん」とは「楽しむ」や「面白い」を意味する徳之島の方言。イベントは同町内の有志が「島おこしをしよう」と2011年に開始。新型コロナなどの影響で昨年まで途絶えていたが、「復活してほしい」と要望する人々の声を受け、今年、6人で組織する実行委員が10年ぶりに開催した。

 祭りは、親子連れなどを対象にした特設ステージ前での「だるまさんがころんだ」のゲームで開幕。闘牛太鼓などの演奏やダンス、歌唱パフォーマンスが繰り広げられ、会場を盛り上げた。

 約20店の飲食や物販の店舗が軒を連ねる中、展示ブースでは犬猫保護団体「12(わんにゃん)ウェルビー」(政田由美子代表)による適正飼育の啓発ブースも設けられ、来場者と一緒にペット飼育の現状や課題を共有した。

 実行委員のメンバー資村貴洋さんは「島おこしがしたいと思ってやっている。全世代の人たちに楽しんでいってほしい」と話した。

「徳之島みじらん祭」の「だるまさんがころんだ」に参加して楽しむ親子連れ=4月29日、亀津児童公園

 

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