「日本一」を祝福 DeNAベイスターズ=奄美市で優勝パレード、喜びの声あふれる

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昨年のプロ野球日本シリーズで、1998年以来26年ぶりに日本一に輝いた横浜DeNAベイスターズをたたえ、鹿児島県奄美大島の奄美市名瀬で1日、優勝パレードや2025年春季キャンプ歓迎セレモニー(横浜DeNAベイスターズ奄美協賛会主催)が行われた。パレードを一目見ようと集まった市民や島外から来島したファンから「感動した」「優勝おめでとう」「ありがとう」と喜びの声があふれ、コースとなった市街地は祝賀と歓迎ムードに包まれた。

同市笠利町土浜から訪れた男性(36)は「宮﨑敏郎選手と同い年でファン。ベイスターズが奄美にキャンプに来るようになってから好きになった。生で、間近で見る選手たちはかっこよく、島らしいパレードでよかった」と笑顔だった。

横浜市からユニフォームを着てパレードに駆け付けた近藤正紀さん(51)と妻の有美さん(50)、娘の美杏さん(16)家族は、美杏さんが物心ついたときからのファン。「パレードは横浜で昨年11月に見た時よりじっくり見られて、お目当ての入江大生選手とも目が合ったし、セレモニー前にはハイタッチもできた。奄美は昨年のキャンプで初めて来たが、人も優しいしごはんもおいしい」と満足そうに話した。

 

4300人が沿道に詰め掛けた横浜DeNAベイスターズの優勝パレード=1日、奄美市名瀬

 

パレード後、奄美市役所で開かれた春季キャンプの歓迎セレモニーでは、朝日中吹奏楽部や地元ダンスグループ「Amami Rаbbits(アマミラビッツ)」がパフォーマンスで選手たちの到着を歓迎。安田壮平奄美市長は「島をあげ、心から来島を歓迎する。春季キャンプが天候に恵まれ、実り多く充実したものになることを心から願い、市としても全力で応援する」と激励した。

桑原義行2軍監督は「昨年日本一になることができたが、リーグ優勝はできず3位という結果だった。これからはおめでとうではなく2025年頑張れと激励していただければ。この暖かい地でしっかり英気を養い、来年皆さまにうれしい報告ができるよう、選手一同精いっぱい頑張っていく」と語った。

同団の関根大気選手から目録を受け取った地元少年野球チームキャプテンの小学5年男児(11)は「近くで見る選手は体もしっかりしていてすごかった。チームワークを大切に、連携プレーを心掛けて、将来は強くてみんなから憧れられる野球選手になりたい」と目を輝かせた。

 

トラックの上から手を振る横浜DeNAベイスターズの選手たちと、沿道に詰め掛けた大勢の市民ら=1日、奄美市名瀬

 

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