大島紬に理解深める 奄美高校=着付け教室、伝統柄も試着 

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鹿児島県奄美市名瀬の県立奄美高校(脇浩一校長、生徒352人)で2日、本場奄美大島紬の着付け教室があった。講師は奄美群島地域産業基金協会から派遣された碩サナエさん(75)と朝木綿子(ゆうこ)さん(63)。生徒たちは大島紬の着物に触れ、地域の伝統工芸に理解を深めた。

着付け教室は、家政科3年生の履修科目「生活文化」の一環として毎年実施している。今年は生徒26人が参加。2班に分かれ各2日間の日程で行った。

この日は事前に着付けを学んだ生徒たちが、自分で着られるよう練習。講師らの指導の下、基礎となる肌じゅばんや長じゅばんを正しく着付けて、着物は裾襟をそろえて美しく装った。帯結びにも挑戦し形を整えながらきれいに仕上げた。

龍郷柄や秋名バラ柄など、多様なデザインの大島紬の着物に身を包んだ生徒たちは、楽しそうに記念写真を撮影していた。

前田凛さん(18)と林凜香さん(同)は「着付けの工程が多くて、細かい作業や帯の結び方が難しかった」「着心地が良い。柄の名前など大島紬についてもっと調べてみたい」と話した。

大島紬の着物の着付け方を学ぶ奄美高校の生徒たち=2日、奄美市名瀬

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