餅つきで和やかに交流 地域伝統の稲作活動 小湊町内会と子ども会

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 奄美市名瀬の小湊集落(栄嘉弘区長)で14日、年末恒例の餅つき大会があった。小湊町内会と子ども会が共催し、子どもからお年寄りまで約50人が参加。子どもたちが大人と力を合わせて餅をつき、和やかに交流した。

 地域で10年以上前から続く稲作活動の一環。同地区内の奄美看護福祉専門学校の学生や小湊小学校の児童らも参加して稲刈りなどを行ってきた。栄区長によると、今年は150キロ近いもち米を収穫。このうち12キロが餅つきで使われた。

 子どもたちは「よいしょ」の掛け声に合わせて一生懸命きねを振り下ろし、ついた餅を手で一口大に丸めた。餅はお茶やお菓子と共に振る舞われた。

 小湊小3年の池内翔大さん(9)は「(きねを)思い切り上げて振り下ろした。餅をこねるのも面白かった。餅はきな粉につけて食べたい」と笑顔。

 栄区長(71)は「参加者が元気に楽しんでいる姿が見られて良かった。大変だけれど、伝統を絶やさないように来年も頑張りたい」と話した。

子どもから大人まで、協力し合いながら楽しんだ小湊集落の餅つき大会=14日、奄美市名瀬

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