GW、スタート 奄美群島=空港、行楽地にぎわう

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 2025年のゴールデンウイーク(GW)が26日、スタートした。今年は29日の「昭和の日」までは飛び石型の連休だが、30日から3日間の平日を挟んで5月3日の「憲法記念日」から4連休となる。計4日の平日休みを取れば、最長11連休も可能。連休初日、鹿児島県奄美群島の各空港は多くの観光客や帰省客で混雑し、行楽地やイベント会場は多くの家族連れなどでにぎわった。

 奄美空港(奄美市笠利町)の到着ロビーは、大きなスーツケースを持った観光客や帰省客で混雑した。

観光客や帰省客で混雑する到着ロビー=26日、奄美空港

 神奈川県から家族10人で来島した小学3年生の女児(8)は「奄美に来たのは初めて。(北部の)奄美市笠利町から(南部の)瀬戸内町古仁屋まで巡る4泊5日の旅のしおりも作ってきた。プールで泳ぐのが楽しみ」と話した。

 好天に誘われ、島北部の景勝地「あやまる岬観光公園」では、展望台から海岸線を望む景色を観賞したり写真に収めたりする行楽客も。また、遊具エリアでは、遠足で訪れた地元の保育園児らが元気に遊ぶ姿があった。

 奄美市住用町の「黒潮の森マングローブパーク」では、マングローブ原生林をカヌーで探索するツアーが人気。併設の奄美大島世界遺産センターでは、奄美の森を再現したジオラマや動植物の剥製が展示されており、来館者は生物多様性を形成する動植物の生態に触れていた。

 家族4人で同センターを訪れ、展示を観賞していた三浦俊哉さん(44)=東京都=は「世界自然遺産の自然の価値を疑似体験できた。滞在最終日の30日までに海や山などを訪れ、奄美大島の自然に直接触れたい」と語った。

カヌーに乗り、マングローブ原生林探索へ向かうツアー客=26日、奄美市住用町

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