鹿児島県奄美市名瀬のホテルで21日、「ゆかたまつり」があった。奄美大島内から浴衣姿の男女55人が参加。夏の装いを楽しみながら食事を囲み、和やかに歓談した。
同市名瀬の呉服店「ふじむすめ」の代表伊東静子さんが主催。今回で28回目となる。気軽に着用できる浴衣をきっかけとして着物文化に触れて欲しいとの思いで開催している。
この日は奄美民謡や日本舞踊、帯結びの披露など多彩な催しが会場に花を添えた。景品が当たる抽選会もあった。
娘を連れて来場した奄美市名瀬の染川モニカさん(37)は「参加者の浴衣の着方や柄など、見ているだけで楽しいし、参考になる」と笑顔で話した。
伊東さんは「浴衣を持っていても着る機会がないという方も多い。楽しみにしてくれる方のために今後も会を続けたい」と話した。