芭蕉布作りの工程を体験 初の取材型インターンシップ 知名町

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 学生の視点で鹿児島県の伝統的工芸品「奄美の芭蕉(ばしょう)布」の魅力を伝える「魅力発信インターンシップ」が3日、知名町の沖永良部芭蕉布工房で始まった。関東、関西、沖縄から学生、社会人計6人が参加。初日は芭蕉布作りの一連の工程を体験し、同工房の職人から話を聞いた。5日まで滞在し、芭蕉布の魅力を伝える記事を作成する。

 県内外のものづくり系学校の学生らを対象に、県内伝統的工芸品産業の後継者の育成・確保を図ることを目的とした県の事業。これまで担い手不足解消を目的とした後継者インターンシップを行っていたが、取材型のインターンシップは初めて。

参加者はこの日、畑で芭蕉布の原料となるイトバショウを収穫した後、イトバショウの皮を剝いでいくウーハギ、皮を煮た後で繊維を一本一本取り出していくウービキを体験。工房の長谷川千代子代表(86)らへの質問会も設けられた。

 参加した新垣依緒里さん(18)=沖縄県立芸術大学工芸専攻1年=は「芭蕉布のことだけでなく、工房を運営する人の思いも知ることができ、楽しかったし参考になった。将来織物に関わる仕事をしたいと思っている。記事では沖縄の芭蕉布との違いや自分が芭蕉布とどう向き合っていくかなどを書きたい」と語った。

 4日は作業体験や移住者との座談会、島散策、5日は編集会議の後、記事作成を予定。作成された記事は求人サイトへの掲載を予定している。

芭蕉布工房の長谷川千代子代表(右)の指導で、芭蕉布作りの工程を体験する参加者ら=3日、知名町

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