奄美市生涯学習講座の「障害者の学びの教室」2025年度最終講座が25日、鹿児島県奄美市名瀬のアマホームPLAZAであった。受講生約20人が生け花に挑戦。柔らかな色合いの春の草花を組み合わせ、個性豊かな作品を完成させた。
同講座は知的障がい者と家族らでつくる奄美市手をつなぐ育成会(生元為市会長、会員114人)が中心となり開講している。今年度は、6月から全8回、ゲスト講師を招いてスポーツやダンス、防災クッキングなどに取り組んだ。
最終日は、池坊奄美支部の池畑相子支部長を講師に、桜の枝、スイセン、ストック、ヒペリカム、ブプレウラムの5種類を使った生け花を学んだ。池畑支部長は枝葉の形や柔らかさ、花びらの質感の違いといった植物のそれぞれの魅力を説明し、空間を生かしながら互いを引き立て合うようアドバイス。参加者は真剣な表情で花材を観察し、思い思いに作品を仕上げた。
作品に「笑う幸せ」と名付けた受講生の森山京(みやこ)さん(30)は「笑いながら生きていたいという思いを込めて、大好きなピンク色の桜やストックの花を主役にした。きょう生け花を学べて幸せです」と笑顔。
講座は来年度も開催予定。担当する同育成会の松浦久美子さん(59)は「障がいの種類や有無にかかわらず、一緒に学ぶ楽しさを感じてもらいたい」と話し、多くの受講を呼び掛けている。

生け花に挑戦する受講生ら=25日、奄美市名瀬

