自主トレため、鹿児島県の沖永良部島入りしているプロ野球選手・近本光司外野手(31)が所属する阪神タイガースのセ・リーグ優勝を祝うパレードが11日、和泊町の商店街であった。同町こどもキャリアサポート実行委員会主催。沿道やパレード後のセレモニーには地元の野球少年少女をはじめ、島内外から多くのファンら約1100人の姿が。応援旗や球団のタオルなどを持って近本選手の昨年の活躍をたたえるとともに、阪神優勝の喜びを分かち合った。
近本選手は兵庫県淡路島出身。2025年シーズンは4年連続となるリーグ盗塁王を獲得し、5年連続のベストナインとゴールデングラブ賞にも選ばれた。また、淡路島や沖永良部島の子どもたちを試合に招待したり、野球教室を開催したりするなどの社会貢献活動が認められ、「ゴールデンスピリット賞」も受賞した。自主トレで沖永良部島を訪れるのは今年で6年目。パレードは2年ぶり2回目。
今回のパレードは午後5時から約30分間、同町役場前から商店街を通る約500メートルのコースであった。近本選手はトラックの荷台に乗車。沿道から「おかえり」「優勝おめでとう」などの声が掛かると、笑顔で手を振って応えた。
近本選手の大ファンで、阪神の試合を5回以上観戦しているという地元の野球チーム・和泊リリーズの児童(10)は「近本選手はきょうもかっこよかった。チャンスの時に必ずヒットを打つ近本選手のような野球選手になりたい」と目を輝かせた。
午後5時半からは町役場でセレモニーもあった。近本選手はあいさつで「こんな温かなパレードは初めて。沖永良部に今年も帰って来られてうれしい」と語り、「今シーズンけがなくプレーできたのも島の皆さんのサポートのおかげ。今年はリーグ連覇、日本一奪還を目指して頑張っていく」と意気込んだ。

トラックの荷台から笑顔で声援に応える近本光司選手(中央)=11日、和泊町

