うんていが完成 児童らが卒業記念に募金活動 茶花小

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 鹿児島県与論町立茶花小学校の昨年度6年生が卒業記念で贈るため、募金活動を行っていた遊具「うんてい」の完成式が6日、同校で開かれた。児童、保護者、学校関係者ら約60人が参加。完成を喜び、支援者に感謝した。

 同校では潮風害や台風などによる劣化で、ここ数年で5基の遊具が撤去された。昨年12月、卒業を控えた6年生が母校のために何かしたいと「茶花小に遊具をプロジェクト」を立ち上げ、募金活動を開始。児童たち自身で町内各店舗に手作りの募金箱を設置したり、SNS(インターネット交流サイト)で情報発信したりと資金集めに奔走。島内外から合計96万2302円の寄付が寄せられた。

 同プロジェクト実行委員を務めた与論中学校1年の生徒は「後輩たちに遊具を使って楽しんでもらいたくてプロジェクトを発足させた。たくさんの人が協力してくれた」と感謝を表した。

 完成式ではテープカットの後、同校名物のいろんな遊具を使ってコースを作り、運動する「サーキット」でうんていを楽しんだ。

設置されたうんていを楽しむ子どもたち=6日、鹿児島県与論町の茶花小学校(提供写真)


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