営農を決意し門出 研修生5人が入退所式 天城町農業センター

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 鹿児島県徳之島の天城町農業センター(黒橋由加里所長)で1日、研修生の入退所式が開かれた。1年間の研修を終えた張英さん(42)、富良治さん(45)、三寳滉平さん(34)の3人が退所。新たに岡村幸吉さん(59)、島光彦さん(67)が入所し、森田弘光天城町長がエールを送った。

 同センターでは野菜や果樹、花卉(かき)などの園芸作物に取り組む研修生を育成。1995年の開設以来、今年も含め70人の研修生を受け入れ、68人が修了した。研修期間は1年間で、終了後は同センターのハウスを2年間無償で借りることができる。

 卒業する張さんは「農作業の大変さと収穫の喜びをたくさん体験した」、富さんは「卒業後はサトウキビやバレイショを栽培しながらハウスを借りてメロンとパッションフルーツを頑張る」、三寳さんは「初心を忘れずに学んだことをしっかりと生かしていく」と門出の言葉を述べた。

 入所する岡村さんは広島県からUターンし農業を学ぶことを決意。「パッションフルーツやメロンに魅力を感じるが他の作物についても学びたい」と抱負を述べ、兵庫県からUターンした島さんは「一年間農業を学びながら自分に合った作物を探していきたい」と話した。

1年間の研修を終えた(前列左から)富良治さん、張英さん、三寳滉平さんと、入所した(同右から)岡村幸吉さん、島光彦さん=1日、天城町の町農業センター

 

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