31団体が各シマの八月踊り 名瀬の通り、ハトや歓声に包まれる 奄美まつり

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 鹿児島県奄美市の市制施行20周年記念・第62回奄美まつり(同協賛会主催)の八月踊りが2日夜、同市名瀬の市街地目抜き通りであった。町内会や郷友会など31団体が参加し、各地で円陣をつくって個性あふれるシマ(集落)の踊りに熱狂した。

 午後8時、浴衣や法被姿の老若男女がチヂン(太鼓)のリズムに合わせて唄掛けを始めた。夜が更け、酒量が増えるにつれ、唄や踊りもヒートアップ。ハト(指笛)も飛び交う中、合間にハナの披露(寄付金や焼酎贈呈者の紹介)があると、ひときわ大きな歓声に包まれた。

 十数年ぶりの参加という龍郷町芦徳集落は、集落住民や名瀬在住出身者ら約60人が昨年新調したばかりの法被に身を包み、踊りの輪を広げた。池岡広典区長(68)は「芦徳の踊りは集落の空気や住民の気質と同じくゆったりとしているのが特徴。みんなでバスをチャーターして今日を楽しみにしていた」と笑顔で話した。

チヂンを打ち鳴らし輪になって八月踊りを楽しむ参加者=2日、奄美市名瀬

 

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