待望の夏休み 奄美群各地=小中高校で終業式、熱中症対策も

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 鹿児島県奄美群島各地の小中高校で18日、1学期の終業式が行われた。児童生徒たちは学校生活を振り返り、通知表でこれまでの努力や今後の改善点を確認。1カ月以上続く待望の夏休みに胸を躍らせた。

 奄美市名瀬の朝日小学校(藤崎博隆校長、児童615人)では、熱中症対策や児童が落ち着いて話を聴ける環境を考慮し、校長室と各教室を結んでオンラインで終業式を実施。夏休み期間中の注意事項など、校長室からの呼び掛けに、児童は大きな声で元気に答えていた。

 児童代表の3人が「1学期に頑張った水泳を夏休みにも海で練習したい。2学期は算数と運動を頑張って友達と仲良くしたい」、「1学期は、忘れ物をしないことや先生の手伝い、話をよく聞くことを心掛けた。夏休みはスイカ割りや友達と遊ぶことが楽しみ」、「宿泊学習で家事の大変さを知り、家の手伝いをしようと思った。夏休みは課題を計画的に進めて2学期に備えたい」とそれぞれ発表した。

 藤崎校長は「失敗から学んで友達と助け合ってほしい」と話し、命を大切にすることや家の外での体験をたくさんすること、何か一つを続けることを児童らに伝えた。

 式後、各教室では担任から児童一人一人に1学期の通知表が手渡された。入学後初めての夏休みを迎える1年の女子児童は「算数が楽しくて宿題を頑張った。夏休みはじぃじ、ばぁばと遊ぶのが楽しみ」と笑顔を見せた。

通知表を受け取り、初めての夏休みを迎える朝日小学校の1年生=18日、奄美市名瀬

 

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