ヒカンザクラ開花宣言 龍郷町・奄美自然観察の森=鮮やかなピンク、森に彩り

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 龍郷町は22日、同町長雲峠の標高300メートル付近にある「奄美自然観察の森」でヒカンザクラの開花を宣言した。宣言は昨年と同日で、例年より10日ほど遅い。標準木やその周辺では花がほころび始め、鮮やかなピンク色が風景に彩りを添えている。

 ヒカンザクラは龍郷町の町花。名所として知られる観察の森には約260本、接続する基幹農道や本茶峠の旧国道を合わせると約1千本が植えられている。

 今年の初開花は16日。標準木に5輪の花が確認された22日に開花を宣言した。同日現在、周辺は総じて一分咲きだが、七分咲きの個体も見られた。

 見頃は2月中旬にピークを迎え、3月初旬ごろまで楽しめるという。観察の森指導員の川畑力さん(45)は「ヒカンザクラは花の色の濃さなど一本一本個性がある。野鳥などの生き物と一緒に観察していただけたら」と話した。

奄美自然観察の森周辺で花が咲き始めたヒカンザクラ=22日、龍郷町の長雲峠

 

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