鹿児島県奄美大島・大和村の名音小学校(宅間万能校長、児童15人)と今里小学校(石丸良輔校長、児童6人)で11月25日、合同遠隔授業研修会があった。両校の複式学級をオンラインでつなぎ、同学年同士で学ぶ「複式の単式化」を実現することで、協働的な学びの充実や深まりを目指した。
両校とも5、6年生が複式学級のため、6年社会科を名音小の松本拓真教諭が、5年社会科を今里小の前田和洋教諭が担当した。
6年生の授業では、今里小側の児童2人が名音小の松本教諭の声掛けに応じたり、授業支援アプリを使って名音小側の児童2人と一緒にワークシートを完成させたりした。
研修会には村内の教職員も多数参加し、授業後の合同研修ではテーマである「学習者主体の授業」の在り方や、効果的な遠隔授業の在り方など、活発な意見交換が行われた。
授業を受けた児童(名音小6年)は「オンラインでの授業で緊張したけど、今里小の友だちの意見が聞けたり、自分の考えを聞いてもらったりして楽しかった」と話した。