鹿児島県奄美市名瀬の県立奄美高校の商業科・情報処理科が課題研究で取り組む「チャレンジショップ」は28日、同市名瀬の中央通りアーケード街であった。日頃の学びを実店舗の商品販売で実践する取り組み。生徒たちは店頭でお菓子や食品などをアピールした。
チャレンジショップは例年、両学科の課題研究として生徒自ら商品選定や入荷、販売と会計までを担う。
この日は3年生の生徒13人が店頭に立ち、自ら取りそろえたラスクやサラダドレッシングなど11商品を販売。売り出し中の気温は33度にも達し、照り付ける日差しの下、汗を拭いながら、商品を買い求める客に元気よく対応した。
店長の山田南一輝さん(17)は「お薦めはサラダドレッシング。島では手に入りづらい物や老若男女みんなが買いやすい物を選んだ。売れた商品を確認して次のチャレンジショップの参考にしたい」と意気込んでいた。
今回は同校の慶勇樹教諭と生徒が開発した会計アプリも利用。販売対応をする生徒が、売れた商品をスマートフォンアプリに入力することで売り上げを集計した。
チャレンジショップは7月5日、午後2時から同校に隣接する県立奄美図書館前でも予定している。