フダンソウってどんな野菜?簡単レシピをご紹介!

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年末から年明けにかけて、奄美の食品スーパーにズラッと並びだす「フダンソウ」。

太い茎に肉厚な葉っぱの様相は 、「圧巻!」の一言。色や見た目はホウレンソウに似ているのですが、その迫力たるや。どう料理して良いのかを知っていないと、手に取るのを躊躇してしまう野菜のひとつです。

でも食べみると、とっても美味しい。幸いにも私には島 暮らしが長い義母がいるので、島に 移住後、早くからこの野菜の魅力を知ることが出来ました。今回の記事では“実は手軽で簡単!フダンソウ料理”をご紹介します!

◆「フダンソウ」ってどんな野菜?

原産地は地中海沿岸ですが、漢字で「不断草」と記されるほど、実は日本でも幅広い地域で栽培されているフダンソウ。暑さにも寒さにも強いため、長野県から沖縄県まで幅広い範囲に分布するそうです。真冬を除いて、ほぼ1年中収穫できることが漢字の由来なのだとか。

特筆すべきは、その優れた栄養価です。ホウレンソウなどと同じヒユ科の野菜で、β-カロテンやビタミンEが多く、抗酸化力も高いのが特徴。さらにカリウム、ビタミンB2、鉄についても、栄養満点といわれている小松菜より、多く含まれています。

日本ではあまり馴染みのないフダンソウですが、ヨーロッパやアメリカではよく食べられている野菜のひとつ。もしかすると、あの野菜が脳裏に浮かんだ方もおられるのではないでしょうか・・・?実はフダンソウ、最近都会でも目にする機会が増えた「スイスチャード」のこと!

スイスチャード

ここ奄美大島で目にする物の多くは全身が緑色ですが、「スイスチャード」として販売されている物は茎が黄色や赤色など、カラフルな装いをしていることが多いです。

◆簡単レシピをご紹介!

ボリュームたっぷり、栄養素が豊富なフダンソウは、“コスパ抜群”な奄美の冬の味方。我が家では冬季を通して大活躍しています。今回はそんな我が家の定番メニュー、ササッと作れる「フダンソウとツナの煮浸し」を紹介します。

スピード料理なので、レシピもアバウト!それくらい作りやすい料理なので、大らかな気持ちでお料理してくださいね。

~フダンソウとツナの煮浸し~

■材料
フダンソウ・・・1回購入分
ツナ缶・・・目安1缶
昆布だしの素・・・適量(1/2本くらい)
塩・・・適量
黒コショウ(お好みで)・・・適量
油(サラダ油など)・・・少々
水(或いはお湯)・・・適量

■作り方
(1)フダンソウを一口大に切る。葉っぱの部分も好みの大きさに切る。

(2)フライパンに油を少し入れて、火にかける。フライパンが温まったら、フダンソウの茎→葉の順で炒める。

(3)フダンソウの茎に軽く色がついてきたら、水orお湯を少し加えて蓋をする。蒸し煮のような状態をつくり、フダンソウに火を通しやすくする。
(4)フダンソウに火が通ってきたらツナ缶を加えて、昆布だしの素と塩、黒コショウを好みの量で味付けする。

(5)全体に火が通り、味が決まったら出来上がり!

■ポイント
◎苦味を感じやすい方は、あく抜きを行うと食べやすくなります。その場合は下ごしらえとして、調理に入る前にさっと湯通ししておきましょう。(我が家は苦味を好むので、あく抜きはしません!)
◎フダンソウは購入後2~3日天日干しすると、少ししんなりして扱いやすくなります。
◎最初にフダンソウを炒めることで、少し香ばしさが出ます。ショートカットしたい方はフダンソウを切った後、(2)をスキップして、いきなり(3)からでもOK!

★アレンジレシピ
今回の記事を執筆するにあたり本レシピを作った際には、一口大にカットしたこんにゃくを加えてみました!また、ツナ缶から豚肉に変更してもボリュームアップして美味しいですよ。その場合は(2)のタイミングで同時に豚肉を入れて、簡単に火を通しておくと良いでしょう。豚肉を入れた時には、厚揚げ豆腐を入れるのもオススメです。

◆終わりに
栄養たっぷりで実はとっても気軽に使える、便利なお野菜「フダンソウ」。「フダンソウ×いろんな具材」で、ぜひ好みのお味を見つけてみてくださいね!

-あまみじかん