鹿児島県奄美市内の児童生徒が集まり年始に書道を楽しむ書き初め席書会(奄美書道協会、奄美市教育委員会共催)が1月14日、名瀬小学校体育館であった。新型コロナウイルスの影響で4年ぶり。市内から35人の児童生徒が集まり、会場いっぱいに墨液の香りを漂わせながら伸びやかに筆を運んでいた。ㅤㅤㅤㅤ
年始に書を楽しむ日本古来の伝統行事を受け継ぎ、児童生徒の書写技能の向上と文字文化の振興を目的に開催されている。参加した小学生25人、中学生10人は、学年ごとに設定された課題の文字を練習し、清書に挑んでいた。
奄美書道協会の南隆光会長は「今はパソコンで書への関心は低いが、豊かな心は自分が書く文字からくる。きれいな字が書けるように頑張って」とエールを送った。
課題は小学1年生「あまみ」、中学3年生「旅立ちの春」など。児童生徒らは文字の始筆の入り方や収筆のとめに注意しながら、慎重に一筆一筆書いていた。
審査会は28日、奄美川商ホール(奄美文化センター)で行われ、後日地元紙で発表する。作品展示は3月2~3日、アマホームPLAZA(市民交流センター)である。
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