鹿児島県和泊町(沖永良部島)の笠石海浜公園で7月2日、恒例のユリ球根掘り取り作業があった。和泊町花と緑のまちづくり推進協議会(森富隆会長)主催で、同委員と、町内の各種団体、スポーツ少年団、中学、高校の部活動などで構成するえらぶゆりサポーター17団体約240人が参加。10月の植え付けに備え、公園一帯のテッポウユリ、スカシユリの球根約3万球を掘り取った。
花があふれる島の景観づくりを進める「えらぶゆり地域活性化プラン」の一環。同公園のユリは毎年4月中旬から5月上旬にかけて見頃を迎え、多くの人が観賞に訪れる観光名所となっている。
この日は参加者が4カ所の花園に分かれ、球根を掘り起こし、土を落としてかごに詰める作業などに汗を流した。野球部の仲間と作業していた和泊中学校の生徒は「球根から固まった土を落とすのが大変。来年きれいなユリが咲いてほしいので頑張りたい」と話した。
森会長は「毎年ユリが咲くことが活動の励みになっている。多くの方が作業に参加くださり、ありがたい」と感謝していた。