環境問題について考えるイベント「アースデイ奄美2023」(同実行委員会主催)が16日、鹿児島県奄美市名瀬の奄美文化センター一万人ひろばであった。大小約80の店舗が出展したフリーマーケットや自然素材を生かしたワークショップ、音楽ライブなど多彩なイベントがあり、多くの家族連れでにぎわった。
アースデイ(4月22日)は地球環境を考える日として提唱され、世界各地でイベントが開かれている。奄美では2012年に始まり今回で11回目。
「地球環境のために私たちができること」をテーマに行ったディスカッション(討論会)では「子どもたちに何を残すのか」「未来に必要なこと」を地域住民らが討論。「地域で協力し行動していくことが大切だ」と結んだ。
牧口光彦実行委員長(61)は「天候に恵まれ、子どもたちにもイベントを楽しんでもらうことができて良かった。年に一度、地球環境を考え、自分の行動などを振り返る機会になれば」と語った。
海岸に漂着したプラスチックを活用した商品の販売やワークショップを行った奄美市の秋谷臨歌さん(36)は「作品や活動に興味を持ち、応援してくれる人と出会え楽しかった。頑張ろうと思った」と笑顔で話した。
同日午後7時からは奄美市名瀬の飲食店「マヤスコ」で、イベントで作られた灯籠の展示と音楽を楽しむ「EARTHDAY LIⅤE(アースデイライブ)」があった。