鹿児島県沖永良部島の和泊町文化協会青年部が主催する「月見で野あしび」が9月21日、同町研修センターの広場で8年ぶりに開催された。来場者は月夜の下、各自持ち寄った酒や料理「一重一瓶」を囲んで交流しながら、7団体の歌や踊りを楽しんだ。
舞台は山下多賀子琉舞研究所による創作舞踊で開幕。三線、太鼓の生演奏による4曲構成で、浜遊(あし)びの様子を表現した。手々知名遊び踊り保存会は客席を回りながら同踊りを披露し、会場を盛り上げた。
芸能発表の合間には、月見バーガー早食い大会が開催されたほか、出店での軽食販売や振る舞い酒もあり、にぎわった。
強風のため、急きょ海岸近くから会場を変更。照明機材の準備が間に合わなかったり、降雨でプログラムを短縮したりとハプニングはあったが、多くの来場者が最後の総踊りまで楽しんでいた。