奄美トレイル全線を踏破 開通5周年をPR 県職員の川瀨さん

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 鹿児島県が選定した「世界自然遺産奄美トレイル」は20日で全線開通から5周年を迎える。記念の日を前に19日、2024年から奄美群島を結ぶコースの踏破に挑戦していた県自然保護課長の川瀨翼さん(43)が龍郷町で全線踏破を達成した。川瀨さんは「奄美の自然に感動し、歩くスピードでよりよく奄美を知ることができた。冬の奄美を歩いて楽しめるちょうどよいシーズン。ぜひ奄美に来ていただきたい」とPRした。

 奄美トレイルは、奄美大島から与論島まで奄美群島の全12市町村、八つの有人島に設定された総延長約550キロにも及ぶ自然歩道。奄美群島固有の自然や文化への理解を促進し、人と人との交流を通して「奄美ファン」の創出、群島全体の地域経済や産業の振興を図る。

 24年に環境省から県へ出向した川瀨さんは「奄美の自然を深く知りたい」と同年6月、徳之島で踏破を開始。プライベートの取り組みとして主に連休を使い、コース間も含めて約770キロを30日間で歩いた。

 道中、宇検村の阿室集落では「地元の方に誘われて一緒に飲ませていただいた。集落の話やケンムン、昔のアマミノクロウサギの話などいろんなことを聞けて良かった」と交流も深め、県と地域が一緒になって選定したコースに「集落の方が見せたい所やストーリーを感じられる所が他にはない」と振り返った。

 19日はゴールの龍郷町「りゅうがく館」前で同町や県などの関係者約40人が踏破を祝った。川瀨さんは「五感で奄美の良さを感じた。トレイル中は各地で地元の方にも応援していただいた」と感謝し、「これから訪れる方も温かく迎え入れていただければ」と話した。

「世界自然遺産奄美トレイル」を全線踏破した川瀨翼さん(前列右から4人目)と祝った関係者=19日、龍郷町

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