鹿児島県の徳之島町文化会館が2025年度に初めて開講した「徳之島落語の学校ワークショップ」の発表公演となる新春初笑寄席が11日、同会館で開かれた。上方落語家・笑福亭笑助師匠が講師となり、8カ月間の講義を経た徳之島の落語家11人が高座に上がった。古典落語や徳之島ネタの創作落語で聴衆を引き込み、会場は新春の初笑いに包まれた。
今回誕生した徳之島の落語家は徳之家三京(竹村心花さん)、徳之家伸之助(治野伸也さん)、商工亭笑売(向井久貴さん)、鶴亀亭たいこ(鶴幸子さん)、徳自校小金太(瀬川均さん)、井之中亭かえる(太田ななみさん)、満腹亭古古米(東三彦さん)、踊亭笑華(川戸こみえさん)、楽々亭ダンス(長畑豊美さん)、星花亭武丸(政岡武史さん)、平原亭小笑(義久かずよさん)の11人。
徳之島町文化会館が1年半かけて実現した初の企画。25年5月に全島民を対象に募集し、約20人が応募。8カ月間かけて笑福亭笑助師匠から直接落語の指導を仰いだ。
古典落語で知られる、名前が長い「寿限無」、実はまんじゅうが大好きな「まんじゅうこわい」などのほか、徳之島の日常のあれこれをネタに盛り込んだ創作落語もあり、大いに会場を沸かせた。
踊亭笑華の川戸さん(61)は伊仙町の介護施設で働きながら初挑戦。「聴くのと話すのとは全然違う。本番で客が笑うのを見て昨日までの緊張が吹き飛んだ」と話した。

11人が高座に上がり、古典落語や徳之島ネタの創作落語で聴衆を楽しませた新春初笑寄席=11日、徳之島町文化会館

