鹿児島県立奄美図書館の生涯学習講座「あまみならでは学舎」の2025年度第6回が10日、奄美市名瀬の同館研修室であった。地元で活動する学生団体「Annacoto(アンナコト)」のメンバーが設立のきっかけや活動実績を紹介。「奄美は挑戦しやすい島」と述べ、周囲の支えに対する感謝や郷土愛、今後の展望などを熱く語った。
同団体は10代ならではの視点を生かした地域貢献を目的に、有志の高校生3人が23年に立ち上げた。これまでファッションショーや音楽フェス、寺子屋や奄美群島日本復帰に関連した事業など、多くの企画・イベントを手掛けている。
現在は2期生を中心に、3期生を含め23人のメンバーが活動中。この日は同市にある県立高校の2年生4人が登壇した。
メンバーは奄美を「挑戦しやすい島」と表現。▽若者を信じてくれる大人がいる▽文化と自然が無限のコンテンツ▽小さな行動が地域の未来に直結する―と理由を挙げ、「奄美に生まれたことは、すでに力」などと述べた。
直近では3月にファッションショー「AGC(奄美ガールズコレクション)」を開催予定。会場は未定のため、同団体は情報提供や協力者を募るとともに、イベントへの参加を呼び掛けた。
聴講した奄美市名瀬の荒田まゆみさん(77)は「とても感動した。自己肯定感が高い。不登校やいじめなど日本を取り巻くいろんな問題がある中で、身近な青年たちが周囲の大人を信頼してくれていることに、とてもうれしくなった」と話した。
2期生中心メンバーの一人は「温かい目で発表を聞いていただけた。老若男女に活動内容を知ってもらえたことがうれしい。新たな企画を考え、奄美の人全員を巻き込んでいきたい」と語った。

地域活性化に取り組む学生団体「Annacoto(アンナコト)」が活動内容などを紹介した第6回あまみならでは学舎=10日、県立奄美図書館

