鹿児島県沖永良部島でTNR(野良猫を捕獲して不妊・去勢手術をし、元の場所に返す)を主とした地域猫活動を行っている「えらぶのねこ部」(内野亜美部長)は12月29日、和泊町の古里公民館で第2回保護猫譲渡会を開いた。家族連れなど多くの島民が来場。TNRの過程でやむなく保護した猫など11匹と触れ合い相性を確かめるとともに、活動への理解を深めた。
地域猫活動は、特定の飼い主がいない猫について、地域住民の理解と協力の下、餌やりや排せつ物処理など適切に管理、世話することで地域社会との共存を目指す取り組み。譲渡会は昨年8月に続き開かれ、関心のある中高生をはじめ、7人がボランティアで運営に協力。趣旨に賛同する7団体が雑貨や飲食販売などで出店した。
スタッフとして参加した沖永良部高校の生徒は「猫を飼っていて、この活動に興味があり参加した。身寄りがない猫がいるので、譲渡会を通して好きになってくれたらうれしい。こういう活動を通して地域の野良猫についてみんなで考えていけたらと思う」と話した。
内野部長は「1回目の譲渡会に比べ、同部の活動や譲渡の流れなどについて理解が深まったように感じる。来年度からは知名町で猫の不妊・去勢手術の助成事業が始まる。これで島全体で地域の猫の問題解決に向けて一歩踏み出せるのがうれしい」と話した。

来場者が保護猫と触れ合った譲渡会=12月29日、和泊町

