鹿児島県奄美群島9市町の10会場で2、3の両日、2026年の二十歳を祝う式典が開かれた。本場奄美大島紬や着物、スーツなどに身を包んだ若者たちが晴れの日を迎え、次代を担う一人としての決意を新たにした。
奄美市名瀬・住用地区の「二十歳のつどい」は3日、同市名瀬の奄美川商ホールであり、274人(男性168人、女性106人)が出席。出席者の多くは島外からの帰省者で、会場では友人らとの久しぶりの再会を喜び、記念撮影する姿があちこちで見られた。同つどいは市と市教育委員会が主催し、島内在住20歳のメンバー13人で構成する実行委員会が主管。中学生や高校生もボランティアスタッフとして準備や運営に協力した。
実行委員会会長の中池翔さんは「この島に生まれたことを誇りに思う。家族、先生方、仲間たちに感謝します」などとあいさつ。安田壮平市長は市制施行20年にも触れつつ「皆さんがさまざまな挑戦ができる土台を行政、民間で力を合わせて整えていく。どこで活躍していても、いつでも奄美に帰ってきてほしい」とエールを送った。
出席者を代表して時岡優里菜さんが、看護師になるために努力することや、島唄を通して奄美の魅力を伝えていく決意を発表し、「感謝の思いを胸に、これからも強く優しく歩み続けていく」と力を込めた。
群島内の二十歳を祝う式典は2日に喜界町、徳之島3町、沖永良部島2町、与論町であり、3日は奄美市の2会場と龍郷町で行われた。4日は大和村、宇検村、瀬戸内町で行われた。

晴れ着に身を包み「二十歳のつどい」に臨んだ出席者=3日、奄美市名瀬

