隣同士で連携して授業 奄高生が奄美小を訪問 調理実習で児童を支援

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 鹿児島県奄美市名瀬の県立奄美高校(脇浩一校長、生徒332人)家政科の3年生11人は8日、隣接する奄美小学校へ出向き、6年生の調理実習に参加した。生徒たちは食材の切り方を教えるなどして児童をサポート。調理実習を通して親睦を深めた。

 隣り合って校舎を構える両校の連携を深め、交流を通して児童、生徒の進路選択や学びの幅などを広げることが目的。同日は、「ジャーマンポテト」に挑戦し、食材を切ったり、フライパンで焼いたりして調理を楽しんだ。

 生徒らは、玉ねぎの切り方や包丁、ピーラーを使ったジャガイモの芽の取り方など、料理のこつを分かりやすくレクチャー。児童らは熱心に耳を傾け、積極的に取り組んだ。

 奄美小の児童は「(生徒たちが)丁寧に教えてくれて、包丁も上手に使えた。一緒に楽しく料理できた」と笑顔。奄美高の生徒は「小学生でも分かるように、専門用語を使わないことなどを心掛けた。教える立場になることで(自分にとっても)学びになった」と語った。

ジャガイモの切り方を児童に教える奄美高校の生徒(右)=8日、奄美市名瀬

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