鹿児島県奄美大島・龍郷町が町内3中学校を統合し、2027年4月に開校を予定している新中学校の名称が決まった。12日に開かれた町議会定例会の本会議で、名称を「龍郷中学校」とする案を可決。開校に向け今後は校歌、校章や制服の決定など開校に向けた準備を進める。
同町の中学校再編計画は、龍北、赤徳、龍南の町内3中学校を1校に統合するもの。新校は、現在の龍南中学校の校舎を活用する。町議会の6月定例会で統合条例案が可決され、町は7月に準備委員会を設置。町内住民を対象に、応募用紙の全戸配布や町ホームページ、新聞紙面などで学校名を募集していた。
準備委員会によると町民から99件の応募があり、検討の結果、「龍徳」「龍郷」「龍桜」の三つが候補に挙がっていた。最終的に「龍郷」が校名案として議会に提出されたという。
今後は、26年2月に制服を決定し、10月に県教委に対して新中学校開設と各中学校の廃校手続きを行う予定。27年1月に新校の校歌を決め、同2月に3校の閉校式を行う。

中学校の再編後「龍郷中学校」として校舎が活用される龍南中学校=12日、龍郷町

