大島海峡を泳いで縦断 3チーム14人が駅伝で完泳 瀬戸内町

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 水泳クラブ「海人くらぶ」(大貫映子代表)=東京都=が主催する大島海峡スイム駅伝が10月26日、鹿児島県大島郡瀬戸内町であった。関東在住の会員ら3チーム14人が参加。地元住民の協力のもと、駅伝形式で大島海峡の縦断に挑戦。約5時間半をかけて約8・6キロのコースを完泳した。

 大貫代表は東京都出身。大学生だった1982年にイギリス―フランス間のドーバー海峡横断に挑戦し、日本人で初めて成功した。日本水泳連盟のOWS(オープンウオータースイミング)委員も務めるなど、海の楽しさを伝える活動を続けている。

 大島海峡のスイム駅伝は27年前から毎年続けている恒例行事で、船やカヌーで伴走するなど地元住民も協力して開催している。当初は古仁屋港-渡連-スリ浜-俵小島-須手港(計16キロ)と大島海峡を往復する予定だったが、天候の都合でスリ浜までの約8・6キロに短縮した。

 大貫代表は「大島海峡は場所ごとに潮や風が変わり、さまざまな状況が楽しめる。流れが早くて大変だが魅力的なコース。地元の皆さんとの交流も毎年の楽しみ」と話し、「台風やコロナ禍で中止もあったが地元の皆さんの協力のおかげで続けてこられた。30回の節目を目指したい」と感謝した。

 例年、レースに協力している正智子さん(同町手安)は「かつては地元のチームもいて、私も選手として泳いだことがある。30回目までに地元チームを結成してレースを盛り上げたい」と話した。

大島海峡スイム駅伝の出場者と地元の協力者=10月26日、瀬戸内町古仁屋(提供写真)

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