鹿児島県徳之島町花徳浜で17日開幕した世界最高峰のサーフィンプロリーグ「ワールド・サーフ・リーグ(WSL)」の「TOKUNOSHIMA TOWNPRO QS2000」(徳之島町主催)最終戦が19日、同所であり、男子は小林桂選手(26)=愛知県、女子は川瀬心那選手(21)=三重県=が優勝した。
小林選手は米国カリフォルニア州出身。今年から日本選手として出場しており、現在男子QSアジアランキング1位。今大会でも「自分のサーフィンをする」と集中し、貫禄の優勝を果たした。徳之島の感想を「世界を回っているがここまできれいな海はそうない。英語で言うとHidden Gem(隠れた名所)です」と花徳浜を絶賛した。
川瀬選手は女子QSアジアランキング12位。2023年に徳之島で初開催されたプロジュニア大会にも出場しており、今回で二度目の来島。優勝を決めると「徳之島は人々の優しさを感じることができる大好きな場所。このまま集中を切らさずに目標に向かって頑張りたい」と意気込みを語った。
地元徳之島町母間から初参加し、3位に入賞した青山湖音選手(18)は「川瀬選手は憧れの選手。同じ組の試合に出ることができ、その積極的なサーフィンに圧倒された」と振り返り、「トップレベルのサーフィン見ることができ、徳之島の子どもたちにとってもすごい刺激になったと思う」と話した。

表彰台に上りトロフィーを掲げる(右から)小林桂選手、岡村晃友選手、山中海輝選手、大音凜太選手=19日、徳之島町花徳浜

表彰式で笑顔を見せる(右から)川瀬心那選手、芳田花瑚選手、山田佳那選手、青山湖音選手=19日、徳之島町花徳浜

