元気にすくすく育って 新生児へ〝銀のさじ〟贈呈 龍郷町

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 鹿児島県奄美大島・龍郷町が新生児に記念品としてプレゼントしている〝銀のさじ〟の贈呈式が19日、町保健福祉センター「どぅくさぁや館」(同町瀬留)であった。今年5~7月に生まれた新生児と保護者計9人が出席。関係者一同で新しい命の誕生を祝い、健やかな成長を祈願した。

 「銀のさじをくわえて生まれた赤ちゃんは幸せになる」という欧州の言い伝えにちなみ、2024年度から始まった取り組み。さじは約2万円の純銀製で、氏名、誕生の日時、誕生時の体重が刻印されている。6カ月以上前から両親のどちらかが町内に住所があることなどが条件となっており、24年度は新生児の親子32組に贈呈された。

 今回の贈呈式は今年5~7月に生まれた新生児6人が対象で、うち親子4組が出席した。竹田泰典町長は「龍郷町は支え合いの町。子育てで困ったことがあったら遠慮なく相談して」と話し、「龍郷町に生まれてきてくれてありがとう」と語り掛けながら、赤ちゃん一人ひとりに記念品を手渡した。

 第1子の男児(2カ月)と共に贈呈式に参加した德禮嵐さん(32)、真理波さん(33)夫妻=同町屋入=は、「この子のお友達がたくさんできるようにこれからも出産、子育てを応援してほしい」と期待した。

記念品の銀のさじを受け取る母子=19日、龍郷町瀬留

 

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