鹿児島県瀬戸内町加計呂麻島の農林水産物直売所「加計呂麻島のいっちゃむん市場」が1日、利用者数30万人を突破した。施設を運営する町は「島の活性化に欠かせない施設。今後も地元住民、観光客の集う場として活用したい」と節目を祝った。
同市場は地場産品の販売や観光の促進拠点として2015年11月にオープン。地場産品や加工品、食料品などを販売しており、観光客だけでなく、地元住民にとっても貴重な店舗として利用されている。

今年オープン10周年を迎えるいっちゃむん市場(提供写真)
30万人目の幸運を射止めたのは同町古仁屋在住の定岡友之さん(44)。同市場から記念品などが贈られた。加計呂麻にはドライブや観光で幾度となく訪れているという定岡さんは「まさか自分が節目の買い物客になるとは」と驚き、喜んだ。
同市場は16年には2万人、17年に5万人、23年に20万人を達成。施設のある瀬相港には今年7月に加計呂麻ターミナルも新設されるなど、今後も島の玄関口として利用者増加が期待されている。

30万人目の利用者となった定岡友之さん(中央)=提供写真