旧暦の七夕の8月29日、鹿児島県奄美市笠利町の県奄美パークで、節田保育所(石神康郎所長)の園児ら21人による七夕飾り作りがあった。園児らは願いを込めて色とりどりの短冊や飾りを笹に取り付け、パーク内を鮮やかに彩った。
同パークは2015年から旧暦の七夕に合わせて飾りを設置している。同保育所の園児が参加する飾り付けは昨年から。
この日は約5メートルの笹に「旅行にたくさん行けますように」「お友達とたくさん遊べますように」などと思い思いの願い事を書いた短冊や、折り紙で作った飾りをくくりつけた。完成後は全員で童謡「たなばたさま」を歌った。
同保育所の園児(5)は「笹に飾りを結ぶのが楽しかった。恐竜の化石をたくさん見つけたいとお願いした」とはにかんだ。
同パークには園児らが完成させた笹のほか、来館者が飾り付けた笹4本も設置。9月4日まで。

七夕飾りを取り付ける園児たち=8月29日、奄美パーク