名物〝ハブ〟に歓声 パレードでフィナーレ 奄美まつり

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 奄美市市制20周年記念・第62回奄美まつり(同協賛会主催)は最終日の3日、鹿児島県奄美市名瀬の中心市街地でパレードがあった。23団体約1500人が演奏や踊りを披露しながら練り歩き、4日間にわたる祭りのフィナーレを飾った。

 パレードは2部構成。支庁通りから本町通り、屋仁川通りにかけて歩行者天国となり、オープニングセレモニーの後、午後4時に第1部の9組がスタートした。

 先頭を飾ったのは奄美市役所の若手男性職員ら50人による名物のハブ隊。2匹の大ハブを操り、周囲の子どもたちを巻き込みながらとぐろを巻いたり、バケツの水を浴びて身震いしたりと迫力満点のパフォーマンスで見物客を沸かせた。放課後児童クラブのダンスや、奄美大島阿波踊り奄美連の活気あふれる舞などが続いた。

 第2部には事業者や病院などの踊り連14組が参加。団体ごとに趣向を凝らした衣装に身を包み、唄者らによる生演奏の「ムチモレ」「ほこらしゃ」「六調」に合わせて息の合った踊りを披露した。

 沿道には多くの市民や観光客が連なり、時には飛び入りで踊りに参加しながら祭りムードを満喫していた。ハブ隊のとぐろに巻かれ、びしょ濡れになった児童は「ハブがリアルですごかった。こんなにぬれるとは思わなかったけど、涼しくなってちょうど良かった」と笑顔で話していた。

暑気払いの水を掛け、見物客を一層盛り上げた市役所ハブ隊=3日、奄美市名瀬

 

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