パリ五輪金、2選手が凱旋表敬 和泊町=レスリングの日下、清岡両選手

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昨夏のパリ五輪レスリングで金メダルを獲得した日下尚選手(24)、清岡幸大郎選手(23)=いずれも三恵海運レスリング班所属=が7日、鹿児島県沖永良部島の和泊町役場を表敬訪問した。日下選手は昨年2月に同島で合宿を行って以来の凱旋(がいせん)来島で、役場職員らが役場ロビーで横断幕や花束を持って出迎えた。

三恵海運レスリング班は同班のアドバイザーを務める大坪繁さん(67)=和泊町=との縁で2023年から同島で合宿しており、日下選手は2回目、昨年入社の清岡選手は初めての来島。表敬訪問には大坪さんと同班の藤本健太監督(43)が同行した。

セレモニーで、前登志朗町長は「五輪での金メダルは町民にとっても大きな誇り。指導してもらった島の子どもたちには一生の思い出になる。皆さんとの縁を大切にし、長く付き合えることを楽しみにしている」と歓迎の言葉を述べた。

日下選手は「去年、この島で合宿をしたおかげで金メダルを取って帰って来ることができた。島での砂浜トレーニングで、たまたまウミガメに出合ったことが運をもたらしてくれたんだと思った」、清岡選手は「沖永良部島は初めて来た。たくさん楽しんで、自分の名前を多くの島の皆さんに知ってもらいたい」とそれぞれあいさつした。

両選手と藤本監督は10日まで滞在。8日午前には和泊町研修センター多目的ホールでレスリング教室を開催し、9日は同町で行われる「第41回花の島沖えらぶジョギング大会」に参加する。

 

和泊町役場を表敬訪問した三恵海運レスリング班の(左から)清岡幸大郎、日下尚両選手と藤本健太監督=7日、和泊町

 

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