水没車両から高齢男性救助 沖永良部署=与論町と高槻市の男性2人に感謝状

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昨年11月8日に鹿児島県与論島を襲った豪雨で、水没した車両から高齢男性を救助したとして、沖永良部署は2月26日、与論町と大阪府高槻市の男性2人に署長感謝状を贈った。

感謝状が贈られたのは与論町の団体職員、小田和敏さん(59)と大阪府高槻市の建設業、木村智さん(43)。26日に同署与論幹部派出所であった贈呈式には小田さんが出席した。

2人は昨年11月8日午後2時ごろ、与論町内の冠水した道路上で水没していた車両を発見。車内に取り残されていた高齢男性を救出した。

現場は泥が入り込んでおり、普段から水はけが悪く、発見が遅れれば男性は低体温などで命に危険が及ぶ恐れがあったという。

贈呈式では、救助された男性からも小田さんに「見つけてくれなければ生命の危機があった」との言葉があったことが伝えられた。

小田さんは当時を振り返り「仕事から早めに帰ると自宅は浸水し、片付けている最中だった。(車両を)見つけた時は自然と体が動いた。水深が深く、助けなければという気持ちだった。今後も災害が起こる可能性がある。早めの行動が大事だと実感した」と話した。

 

感謝状を受け取った小田和敏さん=2月26日、与論町

 

 

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