園児の絵がルーブル美術館へ 龍郷町=田畑晴海ちゃん、昆虫描く 21日から展示

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鹿児島県奄美大島・龍郷町の健児こども園に通う田畑晴海ちゃん(6)が描いた絵が3月、フランス・パリのルーブル美術館に飾られる。住友生命保険相互会社主催の第47回こども絵画コンクールにこども園を通じて応募し、5、6歳の部で県の最優秀賞、全国選考で銀賞に選出されたことに伴う企画展。晴海ちゃんは「(受賞と聞いて)うれしい気持ち」と笑顔を見せた。

コンクールは子どもの情操教育支援を目的として1977年に始まった。今回は応募総数8万212点の中から412点が特別賞・金賞・銀賞・銅賞・秀作賞に選ばれた。うち銀賞以上の105点が3月21日~4月7日、ルーブル美術館地下カルーゼル・デュ・ルーブル内シャルル5世ホールに飾られる。

晴海ちゃんの絵の題は「クワガタだいすき!!」。大きなクワガタを囲むようにカマキリやチョウ、カブトムシ、カミキリムシなどが色彩豊かに描かれている。4、5歳の頃から夏の間はずっと虫取りをしている晴海ちゃん。捕まえた虫は1週間保護し、観察しながら絵を描いているという。

3月24日にルーブル美術館であるセレモニーにも母・真衣子さん(39)と参加予定の晴海ちゃん。「フランスでお友達をつくりたい」と意気込んでいる。真衣子さんは「息子は虫の絵を描くのが好き。今回、受賞できると思っていたのでよし、という気持ち。独特な色使いを自分で考えたところがすごい」と目を細めた。

 

ルーブル美術館に自身の絵が飾られる田畑晴海ちゃん(中央)と父・教行さん(左)、母・真衣子さん=2月19日、龍郷町

 

 

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