鹿児島県・徳之島ので珍しい白いツワブキの花が見つかり地域の評判を呼んでいる=写真。発見、撮影した伊仙町在住のエコツアーガイドの常加奈子さん(43)は「私も初めて見た。お客さんと驚きを共有できる楽しいひとときになった」と笑顔を見せた。
ツワブキは初冬に黄色い花を咲かせるため、冬の山野ではひときわ目を引く。奄美の方言では「ツバシャ」と呼ばれ、あく抜きした茎が煮付け料理やつくだ煮に使われるなど身近な食材でもある。
常さんがツワブキを発見したのは2日、島外からの客2人を天城岳に案内した後だった。場所は松原登山道入り口に整備されたトイレのそば。常さんは「ガイド歴は約8年だが、いまだに新しい発見が多い。もともと生息している動植物だけでなく、迷鳥など予期せぬ出合いもあるのが楽しい」と改めて島の魅力を語った。