鹿児島県奄美群島の日本復帰70周年を記念した「サガリバナ」の植樹が11月26日、奄美市名瀬の奄美川商ホール(奄美文化センター)前庭であった。名瀬長浜町の2自治会長や住民ら8人が参加し、サガリバナの幼木5本を植え付けた。順調に育てば2、3年後に花を咲かせる。
奄美市の奄美群島日本復帰70周年記念メモリアル事業の一環。「長い年月を経て育つ樹木と共に、復帰の歴史を長く後世に語り継いでいこう」との思いを込めた。
集落公民館や公園、公共施設など12月23日までに市内6カ所で、計23本のサガリバナを植える。26日は住用町山間集落でも記念植樹があった。
参加した長浜中央自治会の大迫勝史会長(65)は「サガリバナの花言葉は『幸福が訪れる』。鑑賞した人たちに幸せが訪れるよう地域のみんなで、慈しみ、守っていきたい」と話した。
サガリバナは奄美大島が北限。花期は6~9月で、枝から垂れ下がった30~60センチほどの花軸に、房状に花を付ける。
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