自身も地球も健康になる暮らしを求めて

自身も地球も健康になる暮らしを求めて(後編)

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プロローグ

鹿児島『健康的な生活やライフスタイルを提供していきたい』という大きな夢を、小さな町でスタートしたアームシャーロバート・理恵さんご夫妻。
取材に伺った日は、大正時代から伝わる唐箕(とうみ)という道具を使い、自身が育て収穫した麦を籾(もみ)や藁(わら)くずなどと選別する作業を地域の方に教わりながら楽しそうに行なっていた。

インタビュー:満崎千鶴 撮影:高比良有城 取材日2019年6月


地域の方が農具の使い方を教えてくれる

地域の方が農具の使い方を教えてくれる

2人が育て、今年収穫した“麦”

2人が育て、今年収穫した“麦”


地域の方との“密な繋がりや助け合う暮らし”を通して2人が目指す未来とは?お話しを伺った。

ファームで、感謝を伝える結婚式

ロバートさんと理恵さんが所有するファームにはたくさんのハーブや果実が実る。
ロバートさんと理恵さんが所有するファームにはたくさんのハーブや果実が実る。

約4反(4000平米)の畑で育て収穫したという麦を使って“ピザを焼きたい!”とファームの一角には手作りのピザ窯も完成していた。

2人が育てた麦畑

2人が育てた麦畑

手作りのピザ窯

手作りのピザ窯

「たくさんの方に助けて頂きながらここまで来ました。自宅前に引いてある砂利も、建設会社を営んでいる自治会長さんが安いところを紹介してくれて2トントラックで運んでくれたり、農業は農家の方や詳しい方が教えてくれたり。困りごとや分からないことがあれば地元の強いネットワークを駆使して必ず誰かが助けてくれる。そんな温かい繋がりにとても感謝しています。今年は麦もハーブも出来たので収穫した農作物を加工・販売しながらマーケティングにチャレンジしたい。まずは今できることをコツコツやりながら少しずつ広げていきたい。」と話す理恵さん。

地域の方とのこんな密な繋がりは決して苦ではないし、積極的に助けてくれる事にむしろ感謝していると2人は話す。

そんな地元の方たちに日頃の感謝を伝えたい…と思った理恵さんはファームで2人の結婚式を挙げる計画を立てた。

「いつもたくさんの人たちがファームに足を運んでくれるけれど、みんなが集まる機会はなかなかありませんでした。私たち2人がここに居られるのはみなさんのお陰。だからこのファームで感謝の気持ちを伝えるための式をあげようと思い企画しました。

曽於市での農場結婚式

軽トラで入場!!

軽トラで入場!!

最初は自分ひとりで準備しようと思っていたけれど、やっぱり限界があって…

豪華な料理もすべて手作り

豪華な料理もすべて手作り

ヨガを通してお友達になったママ友さんが“手伝うよ”と声をかけてくれて準備を手伝ってくれました。

農場結婚式

楽しい結婚式

当日は50人近い住民の方が参列。

みんなみんな2人の友人!

みんなみんな2人の友人!

2人が参列者から頂いたお祝儀はたくさんの農作業道具だった。

何より嬉しいお祝儀!!

何より嬉しいお祝儀!!

未来へ向けた理想の暮らし

これまでは『田舎は娯楽も何もない…』という理由で都会へ出て行く人が多い時代だったけれど、今やパソコンやインターネットがあればどこでも仕事ができる時代。

自宅で翻訳の仕事をするロバートさん

自宅で翻訳の仕事をするロバートさん

これからはみんなが田舎に帰って行く時代になるのではないか…と2人は考える。
「もう田舎だから仕事が制限されるという時代ではないと実感しています。仕事プラス、自分の好きなことを平行しながら豊かに暮らせるのが田舎のいいところ。“暮らしづらさ”を感じることは何もありません。」と理恵さん。

静かにヨガを楽しむ2人

静かにヨガを楽しむ2人

「朝起きて地域の清掃に行くなんていう体験はアメリカでは決してできないし、毎週参加しているママさんバレーの練習ではみんなが鹿児島弁を教えてくれたり。僕は外国人だけど地元の方が“地元の人”として扱ってくれるこの町が大好きです。」とロバートさん。

そんな2人が目指すのはオフグリット(インフラに繋がってない)のタイニーハウス(小さなお家)を作ること。

「自分たちで作れる太陽光やコンポストトイレなど、昔からの知恵と今のテクノロジーを混合させた小さな施設を作るのが夢だという。そこで宿泊体験をしてもらいながら自分たちが作ったお野菜を使った食事や、自然体験型のサービスを提供することで “こんな生活がしてみたい…”と思ってくれる人が増えていけば嬉しい。そんな人たちが理想とする暮らしのモデルケースとなれればと思っています。」

自然に近い環境に身をゆだね心身ともに健康になれる暮らしを目指し、充実した毎日を過ごしているアームシャーロバート・理恵さんご夫妻。

アームシャーロバート・理恵さんご夫妻

まだ始まったばかりの2人の田舎での暮らしは、地域の人々に支えられ夢を大きく膨らませ実現へ向け歩み続けていくのではないか?と強く感じる出会いとなった。

アームシャー夫妻のかごしま暮らしメモ

かごしま暮らし歴は?

理恵さん:1年2ヶ月
理恵さん:ロバートさん:6ヶ月

U•I•Jターンした年齢は?

孫ターン:32歳の時

U•I•Jターンの決め手は?

祖父母の元へ訪れた時に感じた人の温かさ

曽於市の好きなところ

ロバートさん:人が好き・コミュニティーが好き
理恵さん:人が暖かいところ

かごしま暮らしを考える同世代へひとこと!

理恵さん:知らない土地に行くのは大変だし、不安だけど飛び込んでそこでの暮らしを実践してみると、自分1人ではできないことが多いことに気づきます。それを助けてくれる人に心をオープンにすることでコミュニティーやネットワークも広がるし、それは助けてくれた方の喜びであるかもしれない。必ずいい連鎖が生まれるから怖がらずに飛び込んでみて!
ロバートさん:自分の体験上、鹿児島は人が暖かいし、とても大切にしてくれるから僕は鹿児島暮らしオススメです!


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-移住者インタビュー動画, 曽於市に住む アームシャーご夫妻, 大隅地域, 動画アーカイブ, 移住者インタビュー
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