町民体育館を屋内遊び場に 一部開放で子育て支援 知名町

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 鹿児島県沖永良部島の知名町は26日、子育て世帯向けに町民体育館の一部を無料開放した。島内の親子連れなど約140人が来場。準備されていた風船やブロックなどのおもちゃや絵本、囲いの中をボールで満たしたボールプールなどでさまざまな遊びを楽しんだ。今後も月1回ほどのペースで、無料開放を予定している。

 町子育て支援課によると、町内の子育て世帯へのアンケートや町議会の一般質問などで、雨天時に遊べる場所がないとの意見があり、試験的に同体育館の開放を決めた。運営は地域子育て支援拠点事業所「そら・SORA」に委託。開放日は同施設職員が巡回し、子育て相談にも対応する。

 この日の開放時間は午前10時から午後3時までとし、体育館アリーナ3分の1と、授乳スペース付きの休憩室を用意。利用対象は保護者同伴でおおむね小学3年生までとした。今後、利用者へのアンケートなどを経て、最適な開放時間帯や施設などを決めていくとしている。

 子ども2人を連れ、家族4人で来場した森園あずささん(35)は「雨の日に出掛ける場所がなかったので、開放してくれてありがたい。子どももすごく楽しんでいる様子で来てよかった」と笑顔で話した。

一部開放された町民体育館で、遊具を楽しむ親子ら=26日、知名町

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